2007年 06月 11日
よしもとばなな |
「海のふた」を読みました。
確か数年前の高校の同窓会の時に
出席できなかった担任の国語のM先生が
私たちに、と懐かしいわら半紙のプリントを用意していてくれていて
それがこの「海のふた」についてだったと思います。
(みんなそうだよね??違ったっけ?)
すぐに本屋さんへ行って手に入れたものの、
例のごとく読まずにいました。
知人の「よかったよ」という感想が後押しして
読み始めたら、あっという間に読み終わってしまいました。
私にもこんな田舎があったら、
かき氷やさんとかやりたいな~なんて。
素朴なんだけれど透明感があって、キラキラしていて、
日本の夏の、あの海の香りとか
人がいるはずのところに、いないということが
とてつもなくさびしく感じる感覚だったりが
ふぅ~っと風みたいにさわやかに脳みそを通り抜けて
素敵な生き方を教えてくれた本でした。
「解決って本当に面白くて、
丁度”これはもうだめかも”と思った頃に必ず訪れる。
”絶対何とかなるだろう”と思うことをやめず、
工夫し続ければ
何だか全然別のところからふと、
ばかみたいな形でやってくるものみたいだ」
なるほど。
そういうことなんですね。
ぎりぎりまで頑張って、諦めないで、
努力する事が、やっぱり大事なんですよね。
先生のわら半紙を今更ながら読みたくなってしまったのですが
どなたか持っている方、いらっしゃいませんか?
by africandays
| 2007-06-11 19:17
| BOOK